災害時の備えにジャンプスターターという新しい選択肢|停電やバッテリー上がりにも備えよう
地震や台風などの自然災害では、停電や交通機関の混乱だけでなく、スマートフォンの充電切れや車のバッテリー上がりなど、普段はあまり意識しないトラブルが発生することがあります。
防災用品としてモバイルバッテリーを準備する方は多い一方で、近年注目されているのが「ジャンプスターター」です。
本来は車のバッテリー上がりに対応するための機器ですが、モバイルバッテリー機能やLEDライトを備えたモデルも多く、防災用品としても活躍が期待できます。
今回は、災害時の備えとしてジャンプスターターが役立つ理由や、選ぶ際のポイント、保管時の注意点についてご紹介します。
ジャンプスターターとは?

ジャンプスターターとは、車のバッテリーが上がってしまった際に、エンジン始動をサポートするための機器です。
近年ではUSBポートやType-Cポートを搭載し、スマートフォンやタブレットへの給電ができるモデルも多く販売されています。そのため、普段はモバイルバッテリーとして使用しながら、万が一の車のトラブルにも備えられるという特徴があります。
なお、一般的なジャンプスターターは12Vのガソリン車・ディーゼル車を対象としており、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)には使用できない、またはメーカーが使用を推奨していない場合があります。使用する際は、必ず車両やジャンプスターターの取扱説明書で適合車種を確認しましょう。
防災用品として役立つ理由
① 車のバッテリー上がりに備えられる
災害時は、長時間の渋滞や避難、ヘッドライトやハザードランプの使用などにより、車のバッテリーに負担がかかることがあります。
ロードサービスがすぐに利用できない状況でも、ジャンプスターターがあれば自力でエンジン始動を試みられるため、安心感につながります。
② モバイルバッテリーとして活用できる
スマートフォンは、災害時の情報収集や家族との連絡、地図の確認などに欠かせない存在です。
USB給電に対応したジャンプスターターなら、スマートフォンやタブレット、ワイヤレスイヤホン、小型LEDライトなどへの給電が可能です。停電時でも通信手段を維持しやすくなります。
③ 一般的なモバイルバッテリーより大容量なモデルも多い
ジャンプスターターには15,000mAh〜30,000mAh程度の容量を備えたモデルもあり、一般的なモバイルバッテリーより容量が大きい製品もあります(容量は製品によって異なります)。
さらに、エンジン始動に必要な大きな電流を瞬間的に供給できるよう設計されている点も、通常のモバイルバッテリーとの違いです。
④ LEDライトやコンパスを搭載したモデルもある
機種によっては、高輝度LEDライトやSOS点滅モード、コンパスなどを搭載した製品もあります。
夜間の避難や停電時の移動、アウトドアでの利用など、さまざまな場面で役立つ機能が備わっているモデルもあり、防災用品としての活用の幅が広がります。
⑤ 普段から車に備えておける
防災用品は押し入れや収納にしまったままになりがちですが、ジャンプスターターはドライブやキャンプ、車中泊など日常でも活用できるアイテムです。
普段から車に積んでおけば、「いざという時にどこへ保管したか分からない」といった心配も少なく、災害時にもすぐに使用できます。
車に保管するときの注意点
ジャンプスターターの多くにはリチウムイオン電池が採用されています。
真夏の車内は非常に高温になることがあり、長期間そのまま保管すると、バッテリー性能の低下や寿命の短縮につながる可能性があります。
車内保管をする場合は、各メーカーの取扱説明書に従い、直射日光を避けることや定期的な充電・点検を心掛けましょう。また、本体の膨張や破損など異常が見られる場合は使用を中止してください。
こんな方におすすめ
- 車通勤・車移動が多い方
- 地方や郊外に住んでいる方
- キャンプや車中泊を楽しむ方
- 小さなお子さまがいるご家庭
- 停電時の備えを充実させたい方
- 車にも防災用品を備えておきたい方
ジャンプスターターは、車のトラブル対策だけでなく、防災用品としても役立つ多機能なアイテムです。車を利用する機会が多い方にとっては、日常と非常時の両方で活躍が期待できます。
まとめ
災害への備えとしては、飲料水や保存食だけでなく、「電源をどう確保するか」という視点も重要です。
ジャンプスターターは、本来のバッテリー上がり対策に加え、モバイルバッテリーやLEDライトなどの機能を備えたモデルもあり、普段使いと防災の両方に役立つアイテムです。
一方で、リチウムイオン電池を搭載した製品は高温環境での保管に注意が必要です。車に常備する場合は、メーカーの保管方法やメンテナンス方法を確認し、定期的な点検や充電を行いましょう。
「使う機会がないこと」が理想の防災用品ですが、万が一の備えが安心につながります。この機会に、ご家庭だけでなく車にも防災用品を備えてみてはいかがでしょうか。













































