九州のぬる湯9選|暑い季節にこそ入りたい、ひんやり温泉めぐり

九州のぬる湯9選|暑い季節にこそ入りたい、ひんやり温泉めぐり
佐賀

九州を旅するなら、温泉は外せない楽しみのひとつ。

ただ、夏から残暑の時期にかけては「温泉に入りたいけれど、熱いお湯はちょっと……」と感じることもありますよね。

そんなときに訪れたいのが、低めの温度で楽しめる「ぬる湯」です。

九州には、細かな泡に包まれる炭酸泉、冷たい源泉をそのまま楽しめる冷泉、とろりとした湯ざわりの温泉、白濁した硫黄泉など、個性豊かなぬる湯があります。

今回は、単に温度が低いだけではなく、「その温泉でしか味わえない入浴体験があること」を基準に、九州各地から9カ所をセレクトしました。

海を眺める温泉から山あいの秘湯まで、次の九州旅行で訪れてみたい「ぬる湯」をご紹介します。

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目次

九州のぬる湯を楽しむ3つのポイント

ぬる湯の魅力は「熱くない」ということだけではありません。

今回紹介する温泉を見ていくと、それぞれに違った楽しみ方があることが分かります。

ひとつ目は、泉質。
炭酸泉や硫黄泉など、温泉に含まれる成分によって、肌に感じる刺激や湯ざわりはさまざまです。

ふたつ目は、温度。
30℃前後の冷泉から、36~38℃ほどのぬる湯、温かい湯と冷たい湯を行き来できる施設まで、入り方にも違いがあります。

そして三つ目は、ロケーション。
高原の山々、滝、海、歴史ある温泉街など、湯船から見える景色も温泉旅の大切な要素です。

この3つに注目すると、ぬる湯巡りは単なる「夏の温泉選び」ではなく、九州の自然や文化を楽しむ旅にもなります。

1.ラムネ温泉館|大分県竹田市

九州のぬる湯を語るなら、まず訪れたいのが大分県竹田市の長湯温泉。

その中でも「ラムネ温泉館」は、名前からも分かるように炭酸泉を象徴する存在です。

露天風呂では約32℃の源泉を楽しむことができ、湯に入ると細かな泡が肌に付着。まるで炭酸飲料の中に身体を浸しているような独特の感覚があります。

暑い日に熱い温泉へ入るのとは違い、外気を感じながら低めの温度の湯にゆっくり浸かれるのが魅力。

建物のユニークなデザインも印象的で、温泉そのものだけでなく、訪れること自体が旅の思い出になります。

長湯温泉周辺を散策しながら、温泉街と合わせて楽しみたい一軒です。

住所:大分県竹田市直入町長湯7676-2
営業時間:10:00~22:00
入浴料:大人800円、小学生400円、未就学児200円、家族湯1時間3,000円
定休日:第1水曜(1月・5月は第2水曜)

2.ヌルヌル有田温泉|佐賀県有田町

温泉の名前からしてインパクト抜群なのが、佐賀県有田町の「ヌルヌル有田温泉」です。

ここで楽しめるのは、肌の上をすべるような、とろみのある湯。アルカリ性の冷鉱泉を加温した温泉で、独特のなめらかな浴感を楽しめます。

さらに面白いのが、温泉とは別に源泉をそのまま利用した冷鉱泉の浴槽があること。

温かい湯と冷たい源泉を組み合わせれば、一般的な温泉とは違った入り方ができます。

有田焼で知られる有田町にあるので、焼き物巡りと組み合わせるのもおすすめ。器を探して、温泉でひと休みするという「有田旅」も楽しめます。

住所:佐賀県西松浦郡有田町南原甲902
営業時間:10:30~21:00
入浴料:高校生以上800円、小・中学生500円、3歳以上未就学児300円
定休日:不定休

3.天然炭酸温泉 のもん湯|長崎県長崎市

温泉と海の景色を一緒に楽しみたいなら、長崎市南部の野母崎へ。

「天然炭酸温泉 のもん湯」は、ホテル「Nomon長崎」に併設された温泉施設です。

源泉は約31℃。天然の炭酸ガスを含む湯で、低めの温度と炭酸泉ならではの入浴感を楽しめます。

この温泉のもうひとつの魅力が、野母崎というロケーション。

海を望むエリアにあり、天候に恵まれれば軍艦島を眺めることもできます。さらに周辺には長崎市恐竜博物館などもあり、温泉だけを目的にするのではなく、野母崎観光と組み合わせるのがおすすめです。

海、恐竜、そして炭酸泉。長崎市街地とは違う旅を楽しめるスポットです。

住所:長崎県長崎市野母崎692-1
営業時間:10:00~21:00(最終受付20:30)
入浴料:大人 平日780円・土日祝880円、3歳~小学生 平日420円・土日祝480円
定休日:第3水曜 ※月により変動あり

4.赤川温泉 赤川荘|大分県竹田市

自然の中でぬる湯を楽しみたいなら、久住高原の山あいへ。

「赤川温泉 赤川荘」は、山深い場所にある温泉宿で、青みを帯びた白濁湯が特徴です。

源泉温度は約23℃。かなり低めの冷泉ですが、浴場には加温した湯も用意されているため、温度の違いを楽しみながら入浴できます。

そして、この温泉ならではの魅力が露天風呂。

冷泉の浴槽からは滝を間近に眺めることができ、湯の冷たさだけでなく、山の空気や水音まで一緒に楽しめます。

久住高原のドライブと組み合わせれば、夏の避暑旅にもぴったりです。

住所:大分県竹田市久住町4008-1
営業時間:9:00~18:00(最終受付17:00)
入浴料:大人1,000円、小学生700円、未就学児300円
定休日:火・水・木曜

5.湯之元温泉|宮崎県高原町

「冷たい湯は苦手だけど、ぬる湯なら試してみたい」という人に注目してほしいのが宮崎県高原町の「湯之元温泉」です。

ここでは温度の異なる浴槽が用意されており、約20℃の源泉をそのまま楽しむことも、温めた炭酸泉に入ることもできます。

つまり、その日の気分や体調に合わせて温度を選べるのがポイント。

源泉、ぬる湯、あつ湯と順番に入ってみれば、ひとつの温泉でさまざまな入浴感を体験できます。

1902年創業という長い歴史を持つ温泉宿でもあり、神話の里として知られる高原町の旅に組み込むのにもおすすめです。

住所:宮崎県西諸県郡高原町蒲牟田7535
営業時間:10:00~21:00
入浴料:大人650円、3歳~12歳300円
定休日:水曜

6.霧島湯之谷山荘|鹿児島県霧島市

ひとつの浴場で、泉質と温度の違いをじっくり楽しめるのが「霧島湯之谷山荘」です。

霧島温泉郷の山あいにあり、浴場には硫黄泉、炭酸泉、そして両方の湯が混ざった混合湯があります。

大きな浴槽では白い湯の花が浮かぶ硫黄泉。対して小さな浴槽は約30℃の炭酸泉で、温度も泉質も大きく異なります。

その中間にある混合湯は約40℃。3つの浴槽を行き来することで、自分にとって心地よい温度と泉質を探せます。

霧島神宮と合わせた温泉旅にもおすすめです。

住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂4970
営業時間:10:00~15:00(最終受付14:00)
入浴料:500円
定休日:不定休

7.古湯源泉・英龍温泉|佐賀県佐賀市

静かな温泉街で、時間を忘れて湯に浸かりたいなら佐賀市富士町の古湯温泉へ。

古湯温泉は長い歴史を持つ温泉地で、特徴は比較的低めの温度とやわらかな湯ざわり。

「英龍温泉」では、異なる温度の源泉を利用しており、浴槽によって湯温が異なります。

なかでも36℃前後の大きな浴槽は、長く浸かりながらのんびり過ごしたい人におすすめ。熱さを我慢する必要がないので、ついつい長湯してしまいそうです。

温泉街を散策してから湯船へ向かう、昔ながらの温泉旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

住所:佐賀県佐賀市富士町古湯835
営業時間:9:00~20:30
入浴料:半日券 大人480円・子ども250円、1日券 大人650円・子ども420円
定休日:第3火曜(8月は無休)

8.奴留湯温泉|熊本県小国町

できるだけ気軽に、地域の温泉文化を体験してみたいなら、小国町の「奴留湯温泉」へ。

「奴留湯」と書いて「ぬるゆ」と読む、その名の通り夏場には約38℃のぬるめの湯を楽しめる共同浴場です。

源泉かけ流しの湯を200円という手頃な料金で利用できるのも魅力。

浴室は昔ながらの共同浴場らしいシンプルな造りで、観光地の温泉施設とは違った素朴さがあります。

黒川温泉など人気の温泉地を訪れる際に、少しルートを変えて立ち寄ってみるのもおすすめです。

なお、シャンプーや石けんなどの備え付けはないため、必要なものは持参しましょう。

住所:熊本県阿蘇郡小国町北里2284
営業時間:8:00~21:00
入浴料:200円
定休日:不定休

9.HOTELシーサイド島原 湯治処|長崎県島原市

最後に紹介するのは、島原半島で楽しめるユニークな炭酸泉です。

「HOTELシーサイド島原」には複数の源泉があり、そのひとつが約26℃の高濃度炭酸泉。

湯船に入ると、細かな泡が肌に付着するほど。冷たい温度と炭酸の組み合わせで、一般的な温泉とはかなり違った入浴体験ができます。

島原港から徒歩圏内という立地も魅力。熊本と島原を結ぶフェリーを利用した旅行とも組み合わせやすく、島原半島観光のスタート地点や旅の締めくくりにも使えます。

「温泉に入るために旅をする」というより、島原への旅そのものに温泉を組み込む。そんな楽しみ方がおすすめです。

住所:長崎県島原市新湊1-38-1
営業時間:本館湯治処 12:00~23:00(最終受付22:00)
定休日:不定休

暑い季節こそ、ぬる湯を旅の目的地に

九州のぬる湯を巡ってみると、「ぬるい温泉」という一言ではまとめられないほど、それぞれに個性があることが分かります。

炭酸の泡を楽しむ温泉、とろりとした湯ざわりの温泉、冷泉と温泉を行き来できる場所、山の景色や滝を眺めながら入る温泉。そして、昔ながらの共同浴場。

温泉の温度だけでなく、泉質、景色、周辺の観光地まで含めて選ぶと、旅の楽しみ方も広がります。

暑い季節は、温泉旅行を避けるのではなく、あえて「ぬる湯」を目的地にしてみるのもおすすめ。

次の九州旅行では、いつもの温泉旅とは少し違う、ひんやり心地よい湯めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

※営業時間、料金、定休日などは変更される場合があります。訪問前に各施設の公式サイト等で最新情報をご確認ください。

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