長崎｜対馬の海をアートで守る。海ごみ回収プロジェクト「OceanGoodArt」ふるさと納税型クラウドファンディング開始

国境の島・対馬が、アートの力で海洋ごみ問題に立ち向かう。対馬市は2025年10月15日より、クラウドファンディング型ふるさと納税「ガバメントクラウドファンディング（GCF）」を通じて、海ごみ回収と啓発を目的としたプロジェクト「OceanGoodArt」への寄付募集を開始した。募集期間は2026年1月12日まで、目標金額は350万円。寄付はふるさと納税制度を通じて行うことができる。

日本一海ごみが流れ着く島とされる対馬では、年間約4万㎥もの漂着ごみが確認されており、その7割が海外からの流入といわれる。年間2.8億円をかけて回収・処理が行われているが、対応できるのは全体の3割ほどにとどまる。こうした現状を打破するため、対馬市はアートの力を活用した環境啓発プロジェクト「OceanGoodArt」を立ち上げ、継続的な活動資金を確保するための寄付を呼びかけている。

集まった寄付金は、同プロジェクトの運営費や、漂着ごみの回収・処理費用として活用される。目標を超える寄付が集まった場合には、直接的な回収活動に充てられ、対馬の美しい海岸線の保全に役立てられる予定だ。

比田勝尚喜対馬市長は、「大阪・関西万博での対馬ウィークを通して、対馬の海洋ごみ問題がまだ十分に知られていないことを痛感した。『OceanGoodArt』は、アートを通して現状を伝え、未来の海を守るための大切な取り組み。GCFを通じて多くの方に共感と支援をいただきたい」とコメントしている。

企画概要

名称：【2025年版】日本一海ごみが流れ着く対馬の海を守りたい！”OceanGoodArt”をご支援ください！
期間：2025年10月15日～2026年1月12日
目標：350万円
内容：OceanGoodArt事業費、海岸漂着物等対策事業費
方法：ふるさとチョイス「ガバメントクラウドファンディング（GCF）」
公式：WEB
協働：YAMAPふるさと納税
主催：長崎県対馬市

Event Summary for International Visitors

The city of Tsushima in Nagasaki Prefecture has launched a crowdfunding-based hometown tax project, “Ocean Good Art”, to address marine debris pollution through art. The project runs from October 15, 2025, to January 12, 2026, with a goal of 3.5 million yen. Known as the island most affected by ocean waste in Japan, Tsushima aims to raise awareness and fund cleanup efforts by combining environmental action with creative expression. Donations can be made via Furusato Choice GCF.