福岡|木とふれあい、木を学ぶ。ららぽーと福岡で「WOOD DESIGN EXPERIENCE@福岡」10月24日・25日に開催
日本ウッドデザイン協会は、木の魅力や活用の可能性を体感できるイベント「WOOD DESIGN EXPERIENCE@福岡」を、2025年10月24日(金)と25日(土)に、ららぽーと福岡 メディアパークで開催する。会場には、ウッドデザイン賞を受賞したプロダクトをはじめ、木育ツアーや親子向けワークショップ、トークショーなど、子どもから大人まで楽しめるプログラムがそろう。
会場では、スギやヒノキを中心とした国産木材を使った家具や雑貨が展示され、香りや手触りを通して木のぬくもりを感じられる。ウッドデザイン賞の受賞作を中心に、機能性とデザイン性を兼ね備えた木製品が並び、暮らしの中で木をどのように生かせるかを発見できる内容となっている。
さらに、2025年大阪・関西万博で話題を集めた「木製ユニット」や「組子アート」「樹木布アート」が福岡に登場。自然素材の持つ表情を活かした作品が空間を彩り、訪れる人々をやさしく包み込む。木の香りや質感を五感で味わうことができる展示空間に。
体験型のプログラムも充実しており、なかでも注目は「木育ツアー(木の体験ラリー)」。ふしぎな木のおもちゃや木のスプーン、ルーペを使った観察など、6つの屋台を巡る形式で、楽しみながら木について学ぶことができる。スタンプをすべて集めると、ヒノキの香りが漂う木製ノベルティのプレゼントも用意されている。
25日(土)には、熊本大学の田口浩継教授による親子向けトークショーも開催。「木はどうやって大きくなるの?」「年輪にはどんな秘密があるの?」といったテーマを、実演を交えて分かりやすく紹介。子どもたちが木の成長や森の働きに親しめる内容となっている。
また、九州産ヒノキを使った「円形木琴づくりワークショップ」も人気を集めそうだ。サンドペーパーで木を磨き、パーツを組み立てて音を奏でる体験は、木の魅力を感じるひとときに。完成した木琴は持ち帰ることができ、やわらかな音色が記憶に残るおみやげになる。
日本の森林は国土の約7割を占め、スギやヒノキなどの人工林が本格的な伐採期を迎えている。木を「伐って・使って・植えて・育てる」循環を進めることは、環境や花粉対策の観点からも重要とされている。イベントでは、木材を活かすことの意味を楽しく学びながら、木とともにある暮らしの心地よさに触れられる。
開催概要
名称:WOOD DESIGN EXPERIENCE@福岡
期間:2025年10月24日(金)・25日(土)
時間:10月24日 12:00〜18:00
10月25日 10:30〜18:00
会場:ららぽーと福岡 メディアパーク
住所:福岡市博多区那珂6丁目23-1
入場:無料(一部プログラムは当日先着制)
主催:一般社団法人 日本ウッドデザイン協会
Event Summary for International Visitors
The WOOD DESIGN EXPERIENCE Fukuoka will be held on October 24–25, 2025 at LaLaport Fukuoka. Visitors can enjoy award-winning Japanese wood design, workshops, and family-friendly programs such as the “Wood Experience Rally” and the “Wooden Xylophone Workshop.” The event promotes sustainable forest use and invites guests to explore the warmth and creativity of cedar and cypress craftsmanship. Admission is free.


