高校生がプロジェクションマッピング!? 有田工業高校の卒業式がすごかった

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チームラボによる、佐賀城でのプロジェクションマッピングも話題を集めましたが、なんと高校生がオリジナルのプロジェクションマッピング作品で、自らの卒業式を演出したというニュースがありました。

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舞台となったのは、創立以来110年を超える歴史を持つ、佐賀県立有田工業高校。最近では、2月に発行されたばかりのデザイン観光情報誌 d design travel SAGA の表紙を飾った、校内の陶板札も話題となりました。

全国的に知られる伝統工芸品である有田焼のお膝元で、地元産業であるセラミック科、デザイン科をはじめ、電気科、機械科、定時制課程のある特色ある高校。この有田工業高校の平成25年度卒業式で、卒業生自らが企画した「合唱とプロジェクションマッピング」の映像がこちら。

 

体育館の壁面を大胆に使用し映写される映像に合わせて、卒業式の定番曲「旅立ちの日に」が合唱されます。

プロジェクションマッピングとは、コンピューターグラフィックをプロジェクターの様な映写機器を用いて、建物等の空間に映し出す技術。ただ映像を流すだけではなく、映像と対象物が意図的に重なり合うことで、表現の意味を持つ映写方法です。
有田工業高校の公式facebookの発表によると、このプロジェクションマッピング映像は、専用のソフトを使用せず、すべて事前の映写テストと制作技術で実現したもの(!)とのこと。3台のプロジェクターに割り当てられた映像を、3台のコンピュータから同時に再生して映写しています。

 

伝統工芸の街に生きる歴史ある工業高校が、最新のテクノロジーを有効活用しているところにも、この企画のおもしろさを感じます。

 

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