ママレイド・ラグのギタリストが作るハンドメイドエフェクター「Aldente」が話題

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ママレイド・ラグの中心人物であり、数々のレコーディング・ライブで活躍する田中拡邦さん(佐賀市出身)が作るギター・エフェクターブランド「aldente-effects(アルデンテ・エフェクツ)」が注目を集めている。aldente-effects は、1960年代に始まった長いギター・エフェクターの歴史の中で、数々の名盤を生み出した「名機」と呼ばれる数々を徹底的に分析し、現代に生まれたブランド。

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プレイヤーでありながら、このブランドの企画・開発・製作を手がける田中拡邦さん本人に、aldente-effects の魅力について聞いてみた。

Interview

ー aldente-effects とはどのようなエフェクターブランドですか?

aldente-effects は「芯のあるサウンドをめざして」というコンセプトから名付けられています。

ギター・エフェクターの歴史は最初に登場した FUZZ を含めると1960年代中期頃から、その他の多様な機種は1970年代中期頃から始まっています。現在まで、40〜50年ほどの年月が経っていることになります。
その中で、名機と言われ、今に至ってもたくさんの素晴らしいプレイヤーが使い続けているモデルがあります。今ではたくさんのエフェクターが開発・発売されていますが、aldente-effects は、その「名機」と言われる由縁を丁寧に分析し、安易に多機能化・表面的な音質変更を行わず、歴史の淘汰に裏打ちされたサウンド造りを製作の上での柱としています。

それに加えて、往年のギター・エフェクターのみならず、伝説のオーディオと言われる、ウエスタン・エレクトリックやアルテック、テレフンケンなどのパーツ選定などを取り入れ、組み合わせる事で、本当に良いギター・サウンドに仕上げています。

良い音、というのは概して太く、突き刺さる様な音である事が多いものです。

 

ー aldente-effects のサウンドはどのように作られていますか?

日本の住宅事情も関係して、ギター・サウンドの善し悪しを判断する際、自室で小さな音を聞いただけで決めてしまっているケースが多いように感じられます。aldente-effects の製品はあくまでバンド・アンサンブルで実際に演奏した際、客席のリスナーの耳に深く飛び込んでくるよう、サウンド・デザインされています.

もっと言えば、練習スタジオよりも、実際のステージで、さらにリスナーで満員の本番と、音の響き方が違って聴こえます。aldente-effectsの製品は本番のステージで最も真価を発揮するエフェクターです。これは、私自身もギタリストですので、自分で使用していて、毎度大変驚く事です。そこが、もっとも気に入っていると言える点です。

 

ー 田中さんが、ギターの演奏だけでなく、エフェクター製作をはじめたきっかけを教えて下さい。

近年、私のプロジェクト、MAMALAID RAG のステージだけでなく、いくつかの他のアーティストのサポート・ギタリストを経験するに付け、音楽の最も中心となるヴォーカル、ステージの進行などを担当しなくてよい事がたびたびありました。それらの貴重な時間、私は自分の発しているギター・サウンドに注意深く耳を傾け、各ステージ毎にパーツを交換し、研究していました。

その結果、これ以上ないというほどに、素晴らしいサウンドを得る事に成功したのです。

そうした時、今度はそれを自分だけのものにしておくのは、実にもったいない気がしてきました。
それらを、全国のギタリストにも提供したいと考えるようになったのです。

Aldente-Effect

ー 製品化までに苦労したことなどはありますか?

回路など、実の部分については、自分の物と同様に製作するだけで良かったので、問題はありませんでした。音に関しては自信があり、よくある現代の製品の様に安価なパーツで代用して、コスト・ダウンをしなければよいだけなのですから。

一方、苦労したのは、デザインです。いくら性能が良くても、所有していて気持ちのよくないデザインの物は、総体として、優れているとは言えません。音楽は気分という物が大きく作用する芸術です.これもまた、aldente-effects が重視している点のひとつです。試作を何度も繰り返し、数ヶ月を経て、完成するに至りました。

Aldente-Effect

ー プロが使用する機材と、市販の機材に違いはあるのでしょうか?

いいえ、個人差はあるかと思いますが、特に違いはありません。プロのギタリストたちも、アマチュアの皆さんと同じ様に、情報を収集して、楽器店から購入しています。ただ、著名な第一級のギタリストたちは、かかりつけの医者の様に、担当の機材テクニシャンと繋がっている事が多いのも事実です。演奏家たちは概して、エフェクターなどの機材の中身(電子的な技術)に明るくない人が多く、サポートを受けているのです。

このテクニシャンの存在が、アマチュアの方々との違いと言えるでしょう。

私が、エフェクターを製作しようと思い立った理由のひとつがここにあります。機材のテクニシャンの知識(電気的な知識)と、演奏家としての経験の両方をたまたま持ち合わせている私は、現在流通している物よりも、より良い製品を提供出来るのでは、と考えたのです。

Aldente-Effect

High-Fidelity Compressor、Over Drive One、Tube Driver、EP-3 Booster を使用。その他、ストライモン社の El Capistan、SHO-BUD 、ケーブルは ベルデン社の9395を使用

ー aldente-effectsはどんな方に使っていただきたい、またはおすすめですか?

なぜか、思い描いたギター・サウンドが出せずに悩んでいる人、ステージでもっと心地よく演奏したいと考えるすべての方にお勧めしたいですね。aldente-effects の製品を使うと、驚くほどギターが弾きやすく感じるのです。

 

田中さんのaldente-effectsを使用したステージは2月2日、東京明大前 cafe bar LIVREで目にすることができます。こだわりのaldente-effects によるプロの音作りを間近に目にするチャンス。お近くの方は、ぜひ足を運んでみよう。

 

aldente-effects

名称:aldente-effects(アルデンテ・エフェクツ)
公式サイト:www.aldente-effects.com
公式サイトにて送料無料で通信販売が可能です。
お支払い方法:銀行振込・クレジットカード・コンビニエンスストア決済

aldente-effects サウンドサンプル

▼Over Drive One (aldente-effects)

公演情報

〜 ママレイド ラグ NEWYEAR LIVE! 〜
日時:2014年2月2日(日曜)
時間:17:30~
出演:MAMALAID RAG
会場:明大前 cafe bar LIVRE
住所:東京都世田谷区松原2-42-5-2F
チケット購入:公式サイト

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