カフェソネス オーナー:木下雄貴 – おもしろいことを追求していきたい。
2013年10月に佐賀大学本庄キャンパス内に誕生した佐賀大学美術館。その隣に併設されたカフェ「カフェソネス佐賀」のオーナーであり、数々の飲食店やプロジェクトを手がける木下雄貴さんにインタビューを行いました。
プロフィール:木下雄貴さん
カフェソネス・イコネ・トレネ・ソネスキッチンスタジオ オーナー
2013年10月に佐賀大学美術館にて『Cafe soness』をオープン。2000年から、2010年まで『cafeweek』というイベントを主催し、青森から沖縄まで全国の50以上のカフェと共に10万人規模のイベントになる。2010年より福岡にて『薬院サルー祭り』主催。
他にもライブ、落語、映画の上映など年間に40〜60件ほどのイベントを企画している。
ー 2013年10月のオープンから約5ヶ月ほど立ちましたが、初めて佐賀で出店した印象はいかがですか?
徐々に傾向が見えてきた印象です。飲食店は、過去にもいくつか出店していますので、勝手を理解しているつもりですが、これまでと地域や環境が違いますので、まだ手探りの部分も多いです。交通手段の違いもありますし、なにより大学内の店舗ということで、学生さんの比率が高いところが過去の店舗と大きく違います。
ー 佐賀大学内に店舗を構えるまでの経緯を教えていただけますか?
もともと、佐賀大学美術館を設立するという企画段階で、佐賀大学の学生さんに対してどんな店舗がほしいかアンケートを取られたそうです。
そのアンケートの中にカフェが欲しいという意見があり、中でも私達の経営するトレネ(福岡市中央区警固)の名前を複数の方にあげて頂いたようで、大学側からコンタクトを頂きました。
ー ということは他のカフェが入る可能性もあったんですね。
はい、複数のカフェの名前が上がっていたようで、なかには有名なカフェの名前も多数あったようです。その中から、企画・提案を経てカフェソネスを選んでいただくこととなりました。
ー カフェソネスは福岡市(中央区薬院)にもありますが、大きな違いはどこですか?
佐賀の場合は、佐賀大学内に立地していることもあり「大学生や職員の方にとって便利な施設」であることを目的の一つとしています。
そのため、大学生のお財布事情も考慮して、ドリンクの価格が少し低めに設定されていたり、学割・職員割引といったサービスも用意しています。
結果的に一般の方にもやさしい価格設定になっていると思います。
ー テーブルにコンセントが用意されているのも便利ですね。
学生さん達がちょっとした作業を行ったり、打ち合わせをするシチュエーションを想定しました。もちろん、ビジネスマンなど一般のかたのご利用も大歓迎です。
ー ミュージアムカフェといった役割もあるのでしょうか?
はい、店内の壁面を作品の発表スペースとして提供したり、店内の椅子を学生さんにデザインしていただいたりと、美術館との連携も行っています。
今後はもっと連携を高めていきたいですね。
ー 一般の方の持ち込み企画もできるのでしょうか?
はい、歓迎してます。
昨年は落語の企画を行ったり、今後もイベントを企画してます。
ちょっとした音楽ライブもできると思いますよ。店舗が4方向ガラス張りなので、開放感もあって、他の施設とは違った雰囲気が出ると思いますよ。
ー 木下さんといえば、カフェウィークや薬院サルーのようなイベントの仕掛け人としても知られていますが、佐賀でも企画を検討していたりするのでしょうか?
具体的なプランはまだありませんが、他の店舗さんなどと協力しておもしろいことをやっていきたいと思います。最近では佐賀限定でタンブラーを作ったのですが、少しずつカフェやコーヒーの文化が根付いていくといいなと思っています。
ー 先ほどから、拝見していると木下さんも現場でお仕事をしているんですね。
ぜんぜん現場ですよ(笑)
調理やフロントはもちろん、洗い物だってやりますよ。現場も好きですからね。企画やイベントも、自分が好きでおもしろいと思う事をやっています。
おもしろいことを追求していきたいですよね。
EDIT:TORIYA
店舗情報
・店名:カフェソネス(Cafe soness)
・住所:〒840-0027 佐賀県佐賀市本庄町本庄1 佐賀大学美術館横
・電話:0952-40-2911
・営業時間:11:00〜20:00
・駐車場:無料駐車場あり(大学正門側 美術館・カフェソネス利用者優先駐車場)