武雄を観光・ビジネスの拠点に。武雄市のまちづくりプロジェクトが始動
武雄市のまちづくりプロジェクト「TAKEO MABOROSHI TERMINAL」では、武雄市を西九州エリアにおける観光周遊・ビジネスの滞在拠点とするための民間まちづくり事業を開始。
長崎県佐世保市や佐賀県の有田、波佐見など、西九州の有名観光地の中継都市である佐賀県武雄市。
文化の港町としての発展を目指し、2015年より武雄市事業として武雄市旧市街地で展開していたまちづくりプロジェクト「TAKEO MABOROSHI TERMINAL(タケオマボロシターミナル)」は、2018年度より地元と連携強化をしながら西九州エリアの滞在拠点としてまちづくりの新たな取り組みを開始。
地場産業とのコンテンツ開発を行う第一弾の取り組みとして、地元企業の朝日I&Rホールディングス株式会社と今後3年間で約1億円の予算規模で武雄市旧市街地の活性化に向けての共同事業を展開。
古民家再生とクリエイターの武雄での起業支援に力を入れながら、現在のまちのシンボルである武雄温泉の楼門が食堂と劇場を併設したレジャー施設になる建築計画があった歴史を受け継ぎ、若手建築クリエイターを招いた屋台ストリートの展開、倉庫を使った演芸場の開設をはじめ、夜のアートイベント開催、地元窯業との陶器制作など、地元住人や県外のアーティスト、そして観光客が武雄での活動を拡充できる取り組みの展開を予定している。
TAKEO MABOROSHI TERMINALがまちづくりプロジェクトを展開する武雄市は、長崎県や佐賀県の人気観光地を結ぶ場所に位置している。その立地を生かし、文化の港町として多様なカルチャーを感じながら、まちの滞在の質を上げるまちづくりを行う。
若手建築クリエイターがつくる、屋台ストリート
現在、タイで放映されたドラマの舞台を聖地巡礼で訪れるタイ人観光客が急増している佐賀県。タイのナイトカルチャーを逆輸入する形で、「夜」「観光」「温泉」をテーマに、温泉を楽しんだ後にふらりと寄れる屋台を武雄市旧市街地に導入することを目指している。本件では、若手建築クリエイターが自由に表現できる場の創出にも取り組む予定。
肥前窯業圏の有田「幸楽窯」とクリエイターによる陶器商品の開発
幸楽窯の持つ窯業の技術と武雄を訪れたクリエイター人材の芸術がコラボレーション。新しい陶磁器商品の開発を行う。2018年度内に展示販売会を予定している。
空き家をリノベーション。クリエイターの活動拠点に
武雄旧市街地にある古民家や倉庫をリノベーションし、佐賀県武雄市で起業を目指すクリエイターのサポートを行う取り組み。クリエイターがまちで活動できるよう、起業のためのワークショップや勉強会、リノベ講座の開催を重ね、まちでの協業を目指している。