岡田三郎助の全画業を人物画、風景画の代表作によって回顧する「岡田三郎助 – エレガンス・オブ・ニッポン」
佐賀県出身の岡田三郎助(1869~1939)は、明治から大正、昭和のはじめにかけて活躍し、日本近代洋画のリーダーとして活躍、美人画の名手として知られています。
佐賀県立美術館は、1983年の開館以来、岡田三郎助の作品を収集し、その画業と人物を顕彰してきました。本店はその集大成ともいうべきもので、岡田三郎助の全画業を人物画、風景画の代表作によって回顧するものです。
岡田の柔らかく、繊細かつ優美な色調は、フランスの師ラファエル・コランを受け継いだもので、彼はそれを日本的な美感とも結びつけながら、次第に独自の画風を作り上げていきました。殊に典雅さと品格をたたえた数々の女性像は、岡田芸術の代名詞となり「美人画の岡田」と称えられました。中でも今回、岡田の美の到達点としての《あやめの衣》(ポーラ美術館蔵)、《婦人半身像》(東京国立近代 美術館蔵)、そして先頃約70年ぶりに発見され話題を呼んだ《裸婦》(佐賀県立美術 館蔵) は、1940(昭和15)年の遺作展以来初めて揃って展示するものです。
また、岡田は工芸品コレクターとしても有名だったのですが、今回の展覧会では岡田が収集した着物や、珍しい裂(きれ)など染織品も展示します。モデルが着用して作品に描かれた着物の実物と、作品を同時に見ることができます。
展示点数は192点、全国から岡田作品が集結します。
さらに、今回準備された音声ガイド(500円)では、佐賀北高校芸術コース卒業の中越典子さんがナレーションを担当。毎週土曜日には、学芸員のギャラリートークを予定するなど、初めて岡田三郎助の作品をご覧になる方にも楽める企画となっている。
情報提供:佐賀県
イベント概要
岡田三郎助-エレガンス・オブ・ニッポン-
日程:2014年9月19日(金)~11月16日(日)
時間:9時30分~18時
休館:月曜
会場:佐賀県立美術館
住所:佐賀県佐賀市城内1丁目15-23
料金:一般 1,000円、割引観覧料 800円
高校生以下及び、障害者とその介助者1人は無料。学生、20人以上の団体、博物館・美術館メール会員等は割引観覧料。
展示内容
(1)初期の名品からパリでの修業時代を経て官展を中心に活躍した岡田三郎助の代表作を展示します。
洋画・日本画・パステル画・デッサン等の作品及び岡田が収集した着物・時代裂(きれ)・短刀等工芸品など計192点(うち借用品123点)
(2)音声ガイダンスにより岡田作品の魅力を御紹介します(利用料:1回500円)。
ナビゲーターは、佐賀市出身の女優 中越典子さんです
プレゼント
応募方法は、Clip!SAGAのTwitterかfacebookに「欲しい!」と呼びかけるか、 present@clip-magazine.com に氏名・ご住所を記載の上ご応募ください。当選者の方には、メッセージでお知らせしますので、フォローしておいてください。
プレイベント
終了しました
9月10日から、プレイベントを東京で開催!
第1回文化勲章受章者であり、その作品が三越の前身「三越呉服店」の宣伝ポスターにも使用されていた佐賀県出身の近代洋画家、岡田三郎助をテーマとした共同企画展「岡田三郎助で知る100年前の最先端アート」を、9月10日(水曜日)から9月16日(火曜日)まで日本橋三越本店にて開催します。
ブックディレクターの幅充孝氏に会場の空間プロデュースを依頼し、日本橋三越7FにあるHajimarino caféで開催する。岡田三郎助のアトリエを現代風に再現したり、有田焼をつかったワークショップを開催するなど、おもしろい企画になっています。
日程:2014年9月10日(水)〜9月16日(火)
時間:午前10時 〜 午後7時
会場:日本橋三越7FHajimarino café
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
- 岡田三郎助のアトリエを現代に再現
- ワークショップ「オリジナル有田焼をつくってみよう!」
ワークショップへの参加には費用が必要です。
フライヤー