[中国東方航空]上海空港トランスファー失敗のおぼえがき

先日アメリカに行った際に、中国東方航空を利用して、福岡→上海→アメリカ のトランジット(厳密にはトランスファー)で渡航したのですが、帰りの便で出発遅延&向かい風による遅延で、乗継便に間に合わず、急遽上海に泊まることになりました。
順調にトランジットできていれば、上海空港では入国せずに、トランスファーゲートを通過する予定だったのですが、中国人スタッフの誘導で一旦イミグレーション(出入国管理)に向かい、中国に入国しました。
トランスファーゲートの中国人スタッフによると「そこの階段を降りて、左に曲がったカウンターで受け付けするアルヨ(英語)」といっていたので、階段を降りてカウンターを探すもカウンターなんかない。
周りの中国人に聞くも、英語がなかなか通じず(わたしの英語力のせいかも)、やっとのことで中国東方航空のカウンターにたどり着いたのですが、目視で20人以上いた日本人トランスファー難民がカウンターでは4人。
きっとたどり着けなかったんだろうな…
きっと迷ったあげく、自力で一泊することにしたんだろうな…なんてポジティブに思いながら、今後のトランスファー難民のために、体験記としてここに残しておきます。結論としては中華LCCでケチらずにJAL/ANAで行け!という話なんですが、中国東方航空の上海空港(PVG)トランスファーで失敗した人がここにたどり着いてくれて、ホテルにたどり着けばいいな…と。
まあ、それも上海のフリーWIFIに接続できたらの話..
※2017年3月の体験記なので、状況は変わる可能性があります。
上海浦東国際空港(PVG)から中国に出国
トランスファー失敗の場合、預け荷物は上海空港で受け取ります。そして翌日の出発の際に、再度搭乗手続きで預けます。ちなみに、搭乗手続きカウンターがモタつき気味&出国イミグレが激混みの可能性があるので、翌日の出発は、充分に余裕を持って上海空港に向かいましょう。
預け荷物を受け取ったら、イミグレーション(出入国管理)を通り、中国に入国します。上海空港(PVG)国際線の3階にある出国カウンター「Departure」に向かいます。
上海空港の突き刺さりそうな天井のデザイン。
3階のJカウンター隣の少し奥のほうに「中国東方航空」のカウンターがあるので、ここで「ディレイ(遅延)なのでホテルを用意してほしい」と伝えます。ずいぶん待たされますが(私のときは1時間くらい)、用意ができたらみんなでゾロゾロと1階のバス乗り場に向かいます。
ろくに説明もないまま、ハイエース的なものに乗せられ、ドナドナ気分を堪能します。
単独で行き先に迷ってたら、バスのりば付近でホテルの客引きに合うケースも。いま思えば、その選択肢も悪くないです。
空港周辺を抜けると、舗装されていない道もガタガタと進み、30分くらいでホテルらしきものに到着します。
赤いネオンが爆発しそうで不気味。ここが虚空会社提携のホテル。
酒店は中国語で「ホテル」
ちなみに中国語で酒店は「酒馆」だそう。
到着してホテルのカウンターでチェックインすると、お代は「航空会社持ち」とのこと。
申し訳程度のカップ麺をもらう。
一個80円くらい。あまり日本と変わらない。
あとで気づくことになるけど、晩御飯はこれだけでした。
なぜなら
人民元に両替もしてないし、近所のお店はVISA・MASTERクレジットカードも使えません。
ぎん
古いビルをリノベしたビジネスホテルなのかな。
引き出しには大気汚染対策用のいかついガスマスク。
せっかくなので周辺でお食事を
右のカフェは建設中
なんもねぇ
というか閉まってる。
お土産屋が営業してたけど、人民元を持ってないし、クレジットカードも使えねえ。
ホテルのフロントでも両替できねえ。
まいったね
ホテルでルームサービスでも頼もう
読めない..
しょうがねえ、紅焼牛肉麺食うか
箸がねえ!!
と思ったらカップ麺の中に入ってた。
シャワーあびてフリーWIFIで周辺をしらべよう..
WIFIつながったけど、サイト見れない。
Baiduからアクセスすると見れる不思議。と、これに気付くのに1時間くらいかかった。プンスカ
そんなこんなでスグ寝ました。
ZZZ
翌日はモーニングコールで起こされ、ホテルの朝食を。
こう見えてまあまあ美味しかった。
さあ、みんなで空港にレッツゴー!
昨夜は真っ暗で見えなかった上海の美しい光景が目に入ります。
上海の大気汚染なめんな
美しい光景はなにもない。これでも天気は「晴れ」です。
まあいいや、上海空港はでかくて、国内線ターミナルと国際線ターミナルが別れてるので、まちがったところでバスを降りると痛い目にあいます。
空港でも売ってた。
で、国際線3階の中国東方空港で搭乗手続き。
行先によってカウンターが異なるので、スタッフに尋ねましょう。
なお、日本語上手なスタッフがちょこちょこいるようなので、悪口言うと聞こえます。
というわけで無事日本に帰ってきたわけですが、教訓は2つ
(1)もう自腹で市街地のホテルにとまったほうがイイかも!
(2)財布が許す限りJAL/ANAに乗れ
ということです。
中国東方航空は「LCCのなかでも安い」けど「そのかわりトラブル多い」って印象でしたが、もろにくらいました。
とはいえ、行きの便は幸運にもスムーズでしたし、ちょうどてるみクラブ問題のさなかでしたので、「まだマシか」なんて思ってます。
トラブルをくらっても楽しんじゃう精神だと、LCCはやめられないのです。
けっきょくLCCが好きなのです。
中国東方航空は席ごとにエンタメモニターがないです。
そのため暇つぶしアイテムが必須です。
ラップトップとタブレットはOKですが、機内ではフライトモードでもスマホが使えません。たぶんサムスンのギャラクシー爆発問題が起因しているとおもうんだけど。おやつと映画をDLしたiPadを準備して乗り込みましょう。