三重津海軍所をもっと身近に、三重津タイムクルーズを体験してきました!
”何もないところがいいところ!”の佐賀県が、いま最も力をいれている「三重津海軍所跡の世界遺産登録」。
しかしながら、世界遺産に登録しようとしているにもかかわらず、ただの広場であることは、佐賀県民なら周知の事実(?)。
「行ったけど何もなかった」「これはなんだ」などの声の中、ついに登場した「見えないものが見えてくる」VRスコープ 三重津ウォーカー。また変なものを作って…と思うなかれ、これがなかなかハイテクなんです。
VRスコープ 三重津ウォーカーをはじめとした「三重津タイムクルーズ」が公開された三重津海軍所跡地に行ってきました。
「見えないものが見えてくる」三重津ウォーカーは、ガイドによると、
- 三重津タイムカプセルの表面を日光に当てると、1〜5の見どころポイントの順番が見えてきます。
- 見どころポイントでVRスコープをのぞくと、約160年前の三重津海軍所をイメージした360°画像を見ることができます。
とのこと。
みどころマップの表面を日光に当てると、あぶり出しのように5つの見どころポイントが出現。
これを順番通りに巡ると、三重津海軍所の歴史的背景を理解できるすぐれもの。耳にイヤフォン、首からVRスコープをかけ、歩きはじめるとガイダンスが流れる。見どころマップは記念に持ち帰ることもできる。
明治維新後は佐賀(肥前佐賀藩)の偉人たちが主導したといっても過言ではないわけだが、その断片を目にし歴史に思いを馳せる。
三重津ウォーカーは、約20分ほどかけて5カ所を歩いて巡り、運動不足も解消できるすぐれもの。
今回は、三重津ウォーカーだけでなく「プロローグ・旅のはじまり」と「タイムトラベル」も同時に公開された。
プロローグ・旅のはじまり
海をイメージしたというラウンドビジョンには、三重津海軍所跡と館内展示物を紹介する約5分間のCG映像が展開される。映像の中に自分たちが写りこむ仕掛けも。
タイムトラベル
ボールチェアが設置されたタイムトラベルでは、ヘッドフォンと3Dグラスによる迫力のバーチャルタイムクルーズを体験。360度パノラマで明治時代の風景が迫り来る。
三重津海軍所は、佐賀市川副町大字早津江に存在した江戸時代の修理・造船施設。
佐賀県では、平成21年度から、この三重津海軍所を世界遺産登録に登録すべくPRしている。
さて、この三重津タイムクルーズ「やっぱりお高いんでしょ…?」というそこのアナタ。
なんと、この3つの新しい試みは全て無料で提供されるとのこと。三重津海軍所に隣接される佐野常民記念館内には、上記で登場した出土品の現品をはじめ、歴史価値の高い多くの展示品が並ぶ。
歴史ファンのお父さんだけでなく、お子さんづれや、歴女を連れたデートはいかがでしょうか。
最後に、行くヒマがないよ!という方には、スマートフォン用特設サイトも用意されている。
三重津海軍所跡はココ!