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INTERVIEW:鳥栖サポ・サガン子「鳥栖のファンは眼差しが温かくて、スポーツなのにどこか牧歌的な空気がスタジアムに漂っている」

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サガン鳥栖を愛し、ベアスタグルメをこよなく愛する「サガン子」さん。なぜ、ベアスタグルメを食べまくるようになったのか。また、どのようにしてサッカー観戦にのめり込んでいったのか。いちサポーターの枠には収まらない彼女の ”愛のカタチ” を探りました。

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[参考] ベアスタを食べ尽くす鳥栖サポーターに聞く。スポンサー生活男の知らないベアスタグルメの世界

サガン子 ベアスタグルメ

何年もサッカーを観ていますが、戦術とかは未だに分からなくて(笑)

ではまず、サガン鳥栖のファンになったきっかけを教えて下さい。

はじめてサガン鳥栖をベアスタで応援したのは2003年で、ファンになったのは2006年の湘南ベルマーレ戦を観戦した時ですね。2-1でサガン鳥栖が勝ったのですが、「夢プラン21」という地元の小学生による集客作戦で、当時では考えられなかった1万8千もの人が集まり、とても感動的な試合でした。その試合の、新居選手飯尾選手(※)のゴールはベアスタの熱気が後押して生まれたような気がして、応援することが本当に選手の力になるということを感じました。
その後、大学時代のバイト先の社員さんが鳥栖サポーターで、一緒に観に行ったりしているうちに、どんどん観戦頻度が高くなっていき、2008年からはシーズンチケットを購入して、ほぼ毎試合ホームゲームを観戦しています。

※新居辰基(あらいたつのり)・・・2005〜06、11年所属のフォワード。鳥栖ではリーグ戦87試合出場41ゴール。引退後はクラブの育成組織で指導者として活躍中。
※飯尾和也(いいおかずや)・・・2005〜10年所属のディフェンダーで、元キャプテン&選手会長。14年、松本山雅FCで現役引退。

画像:夢プラン21(ブリヂストンデー)の様子。2014年8月20日マッチデープログラム「SAGAN PRESS」より

画像:夢プラン21(ブリヂストンデー)の様子。2014年8月20日マッチデープログラム「SAGAN PRESS」より

– 古くから観戦されていたんですね。今では2万人が押し掛けることもありますが、現在の人気についてはいかがですか。

本当にびっくりです。博多駅でユニフォームを着て歩いていたら、鳥栖ファンの方に声をかけられたことがあるんですが、以前はありえないことでしたし。認知度が高まっていることを実感しました。

– サッカーはもともとお好きだったんですか?

サッカーが好きになったのは、東福岡高校出身で鹿島アントラーズの本山雅志選手のファンになったのがきっかけです。Jリーグやワールドユース(20歳以下の世界選手権)でプレーする本山選手を応援していました。1999年の天皇杯で鹿島アントラーズがサガン鳥栖と当たり、鳥栖スタジアムで試合をしたんですが、それを観に行ったのが人生で初めてのサッカー観戦でした。
残念ながら本山選手は出場しませんでしたが、当時中学生だった私に隣の見知らぬサガン鳥栖サポーターさんからお茶とお菓子をいただき、鳥栖サポの優しさに感動したのを覚えています。

– 初観戦で鳥栖サポに良い印象を持たれ、2003年の初応援につながったと。テレビで海外の試合も観戦されますか?

海外のは見ないですね。私のサッカー観戦はJリーグ、それもサガン鳥栖一本。ベアスタで美味しいスタジアムグルメとお酒を味わいながらのサッカー観戦が大好きなんです。何年もサッカーを観ていますが、戦術とかは未だに分からなくて(笑)

– サガンにも本山選手のようにお気に入りの選手がいますか?

サガンの選手はみんな好きですね。それぞれに個性やバックグラウンドがあるので、鳥栖のためにプレーする選手全員を応援しています。でも、特にエースの豊田陽平選手の勝負にかける意気込みには想像を絶するものがあり、”必殺仕事人” といった感じの集中力でチームを勝利に導く戦いっぷりは本当に尊敬しています。それと、うまく言えませんが、お金のやりくりが大変なサガン鳥栖という地方クラブに、自分が所属していることへの意味や責任をものすごく考えながらプレーされている選手だな、と思います。

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ベアスタの、あのえも言われぬ一体感をぜひ味わって欲しい

– 豊田選手はプレーヤーとしてだけでなく、人間性も素晴らしいですよね。

あと、ゴールキーパーの林彰洋選手にも注目して欲しいですね。彼の腕はゴムゴムの手か!ってくらいニュイーンと伸びるんです(笑)。また、彼は今季からゴールが決まったらパフォーマンスをしてくれるので、要チェックですよ。あとは・・・、あっそうだ!キャプテンの藤田直之選手のロングスローとか、初めて観る人にとっては新鮮で面白いんじゃないでしょうか!?

– 個性的な選手が多いので、多くの人に知って欲しいですよね。では、サガン子さんが、サガン鳥栖を知らない人に最も伝えたい魅力って何でしょうか?

これは、サガンの一番好きなところなんですが、ベアスタの、あのえも言われぬ一体感をぜひ味わって欲しいです。特に、チャンスシーンでサポーターが発する「ゴールコール」というのがあるんですが、スタジアム全体でこのゴールコールや手拍子が沸き起こる瞬間は、言葉では言い表せないほど感動的です。佐賀県民は比較的ひかえ目な性格の方が多いので、県内ではなかなか見られない光景だと思います。でも、基本的に鳥栖のファンは眼差しが温かくて、スポーツなのにどこか牧歌的な空気がスタジアムに漂っているのも好きです。まるでライブ会場のような。

– ゴールコールは本当に盛り上がりますよね。そして、試合前とかの、あの牧歌的な雰囲気は僕も好きです。最初はちょっと優しすぎかなと思ったんですが、今では鳥栖らしくて良いなと思うようになりました。では、そんなサガン鳥栖サポーターのサガン子さんですが、スタグルも本当に大好きですよね。

はい、一時はサガン鳥栖よりもイブスキさんのソーセージ目当てで来てました。

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スタグルはサッカー観戦を何倍も楽しくしてくれる

– な、何ですって?(笑)

あれは2007年のアビスパ福岡戦でした。0-5という大差で負けてしまった試合で、すごくショックを受けた帰り道で、イブスキさんのホットドッグの味を思い出してちょっと元気になったんです。当時はまだサッカー観戦歴が浅く、初めて大敗というのを目の当たりにして本当に悔しかったんですが、イブスキさんのあの味が、またベアスタに行きたいという気を起こさせてくれたんですよ。勝った時は嬉しい勝利の味。負けた時でも常に寄り添ってくれる。そんな、サッカー観戦を何倍も楽しくしてくれるチカラがスタジアムグルメにはあるんだ、と感じましたね。
それ以来、ベアスタで飲み食べしながらサガン鳥栖を応援するようになり、それが私の一番好きな観戦スタイルなんだと自覚しました。

– では、それをブログやTwitterで紹介しようと思ったのは、どうしてですか?

ブログを始めたのは2012年の春です。この年からサガンがJ1に昇格したのをきっかけに、佐賀のことを知らないJ1のアウェイサポーターさんにベアスタへ来てほしい!ということで始めました。あ、それから、大好きなイブスキさんの味を全国の人に知ってもらいたかったのもありますね。

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スタグルを買うためチケットをもう一枚買って、Jリーグ屈指のスタグル会場を満喫

– ベアスタはサッカーファンにとって理想のスタジアムと言えるので、多くのアウェイサポが楽しみに来ますからね。

J1に上がったばかりでまだまだ情報量が少なく、アウェイサポさんのことを考えると、間違って佐賀空港に降りたりしないか、とか色々心配になってきたんです。

– 空路なら福岡空港からの方がアクセスしやすいですもんね。反対に、サガン子さんはアウェイサポとして他の会場に行かれてますか?

鹿島アントラーズやサンフレッチェ広島との試合を観に行きました。特に鹿島のスタグルはJリーグ屈指と言われているので、行く前からチームの公式サイトで情報を仕入れてワクワクしながらの遠征でした。実際に行ってみると、もう、あまりにもスゴすぎて、興奮しっぱなしでしたよ(笑)。あ、でも、カシマスタジアムは、グルメコーナーがホーム側とアウェイ側で仕切られていて、アウェイサポーターは買いに行けない店がたくさんあるんです。なので、スタグルを買うためにホーム側のチケットをもう一枚買ってスタグル会場を満喫しました。あちらは珍しくコンコースで直火が使えるので、どれもめちゃくちゃ美味しいんです!

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地元色が強く出るところもスタグルの良いところ。

– いやいや、え?? チケットを2枚?スタグル好きが度を超えてますね(笑)。ちなみにアウェイだと、僕はロアッソ熊本のスタグルが安くて美味しいなと思うんですけど行かれたことはありますか?

熊本は評判が良いですよね!ただ、なぜかいつも都合が悪くてまだ行けてないんですよ。

– サガンとロアッソは縁が深いですからぜひ!僕は九州のスタジアムばかり行っていますが、どこもその土地の名物料理があったりで、九州以外のJリーグファンから人気ですよね。

地元色が強く出るところもスタグルの良いところですね。私は伊万里出身なのですが、サガン鳥栖のファンになるまでは佐賀県をあまり知らなかったんです。でも、ベアスタグルメに出会って、それをブログで紹介しまくることで、佐賀にも美味しいものがあることを知りました。サガン鳥栖のおかげ、佐賀の良いところに気付き佐賀が大好きになりました。

– サガン鳥栖に出会ったおかげで、自分の地元佐賀が好きになれたということですね。まさに、スポーツで地域振興を目指すJリーグの存在価値、ここにあり!ですね。

Twitterなどで知り合った鳥栖サポさんや他クラブのサポさんとスタジアムでお話ししたりして、ゆるやかな交流をするようにもなりましたね。それぞれのクラブに私みたいなスタグル好きがいて、よく情報交換しています。お店の方もブログを見て下さっているようで、売店に行った時に「実は私がサガン子です!」と言うと「キミか!(笑)」ってなって、会話ができるのも楽しいです。お話ししてみると、サガン鳥栖を以前から応援されてる方だったり、ベアスタに出店することに対するアツい思いが聞けたりして、こちらとしても応援したくなります。

サガン子

サガン鳥栖に出会ったおかげで、自分の地元佐賀が好きになれた

– わかります!僕もスポンサー生活を始めてから交流が広がったので、スタジアムに行くのがより楽しみになりましたし、スポンサーの方と話すと、もっと応援したいという気持ちになります。あ、サガン子さんは何かスポンサーで普段利用されているものはありますか?

DHCのサプリを飲んでますよ。ベストアメニティの雑穀米も食べています。ウメダさんほど徹底してはいないですが、何気なく生活に取り入れるようなスタンスです。

– なるほど!DHCのダイエットサプリを飲まれてるから、あんなにスタグルを食べてもスリムなんですね〜!!!

あ、いや、残念ながらダイエット用でなく「マルチビタミン」という普通のビタミン剤なんですよー(笑)。

– そうでしたか。失礼しました(笑)。でも、スタグル紹介をしながらスポンサーも利用されているなんて素晴らしいじゃないですか。

私だけじゃなく、鳥栖サポって自分ができる事で自分なりにサガン鳥栖を支えていきたい、サガン鳥栖を広めていきたい、と思ってらっしゃる方が多い気がします。

– アシストクラブ(ボランティア)に参加されている方もたくさんいますしね。では最後に、今後のベアスタグルメに期待したい事はありますか?

スタジアムグルメはサッカー観戦を何十倍も楽しくして、お客さんの満足度を上げられるサッカーコンテンツだと思います。なので、ベアスタグルメをよりたくさんの人に味わってもらえるよう、今後も情報を発信をしていきたいです。また、他の会場では行われているんですが、食べ放題や選手とのコラボ商品を売り出すなど、スタグルを活用したイベント企画があったりしたら、嬉しいですね。

TEXT:ウメダユースケ


▼ベアスタを食べつくせ!【サガン鳥栖】ベストアメニティスタジアムグルメ情報
http://ameblo.jp/sagan-away/

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